死別シンママかぶちゃん奮闘記

発達障害の子供を抱え、死別→相続→生活が安定するまでの体験談です。

発達障害の子供が幼稚園児になるまで

今や小学生のこかぶですが、こかぶの幼稚園生になるための道のりです。

当時は幼稚園児になるためにこんなにも苦労するとは思いませんでした。。。

発達障害にも色んなタイプの子がいるので、全員に当てはまるわけではありません。

消極的なこかぶの記録です。

少し昔のことになるのでズレは出てきますが、体験記を温かく見守っていただけると幸いです。

ほぼ3歳で診断を受けたこかぶ。

その時はDQ=50程度。(運動面が年齢を上回っていたので、トータルとしてはDQ=63でしたが、認知・言語に絞ると50くらいと説明を受けました。)

来年の今頃には保育室を卒業して、保育園に転園するか、幼稚園に行くかしなければならない時期となってました。

とはいえ、ベッドタウンだし、幼稚園バスは10園以上見るから何とかなるだろうと思ってました。

実は保育園も同様に場所さえ選ばなければ(私立の綺麗な所ではなくて、公立の古い保育園とか)何とかなると思っていました。

 

そんなある日、ギャル先生(見た目は普通だが、きっと過去にはギャルだったと思われるけどとてもいい先生)に声をかけられました。

主にこかぶの学年を担当しているギャル先生。

言葉に少しのギャルを感じるものの、とてもいい先生なんです。

仕事をしているし、療育あるしで、時間がなさ過ぎて保育園を考えていた私は驚きました。

確かにこかぶは消極的で、癇癪は減ってきていたし、他害もないし、割とぼーっとしたタイプ。

ギャル先生に加配(補助教員)を付けてもらえるか確認した方がいいとアドバイスを頂けました。

 

なので、早速役所へ相談に行きました。

結果は、自閉スペクトラム症の診断がついていたとしても、加配はつくとは限らない。

私立保育園は保育園の裁量だから約束は出来ない、市立保育園は加配制度があるけど他害がある子、衝動的に飛び出す子が優先でこかぶはぼーっとしているタイプなので、優先度が低いとのこと。

ちょっと出来ないくらいなら、担任でフォローが出来るというようなことを言われました。

療育や自宅で絵カードで説明して、他害しそうになったら逃げて一人になる、走るのは公園(園庭)だけとやってきたことが裏目にでました。

 

とりあえず役所からの回答で保育園はあきらめました。

幼稚園を調べるにあたって最初の疑問です。

ギャル先生はこかぶは一斉保育がいいと言っていましたが、どのような違いがあるのかわかってませんでした。

 

その後、見学して思ったことですが。。。

●自由保育

 子供達が主体で遊びの中から学んでいく

 それをフォローしてくれるのが、先生

 子供達の様子をみて、その日のスケジュールが決まる

●一斉保育

 小学校のミニチュア版。

 小学校のように先生が教えてくれたことを皆でやる

 大まかに時間割がある

 

という感じでした。

ギャル先生の言う通り、発信力がないこかぶには自由保育だと1日周りの子に振り回されて終わる可能性大でした。

それとスケジュールが決まっていない事で、都度説明されても聞き取れない=不安になる=癇癪が酷くなるという事も懸念されました。

 

とはいえ。。。

一斉保育で皆と同じように出来るはずもなく。。。

知り合いに聞いてみて、園長先生が挨拶で多様性を謳っていた幼稚園に連絡しました。

要するに定員割れしたら、いいですよとの事でした。

※例年定員割れすることはない幼稚園

まあ多様性の話していたようですが、断られました。

 

 

今度は自由保育であるものの、発達障害の子供を積極的に受け入れている幼稚園。

受け入れてはいるものの、経過を見てバス通園や預かり保育を受け入れてくれることはなく、発達障害=バス通園・預かり保育不可は卒園まで続くとのことでした。

 

臨床心理士までいる大規模幼稚園

園側の対応はよかったものの、大きい施設とものすごい数の子供達にこかぶがビビってしまい門の中に入れず。

 

あとは障害名だけで

と見学すら出来ない幼稚園たち。。。

これ言われた人多いのではないでしょうか。

 

こうなってくると、教育方針じゃなくてただのローラー作戦。笑

 

こかぶは春生まれ(早生まれではない)で、学年ではお兄さん。

遅れはあるものの、診断を受けてから療育にも通ったし、自宅では視覚支援を取り入れコツコツやってきました。

それを見てすらもらえないで断られます。

 

そして、ついに見学できる幼稚園を見つけました。

と言われました。

たったこれだけの事ですが、どんなに嬉しい事か。。。

他の人にはわかってもらえませんね。

 

園長の計らいにより、見学会ではなく通常保育しているところにお邪魔する事にしました。

ピアニカの音に驚いてましたが、事前にYouTube幼稚園の一日というのを検索して何度も見ていたので、YouTubeで見たやつねみたいな反応で終わりました。

 

一斉保育なので、当日だけじゃなく次の日何をやるかまで絵カードで表示されていた事。

補助の先生が他の園より多いので、私の中では通わせたくて仕方ない。

 

幼稚園バスは最初からOK!

預かり保育は先生の数が少ないので、幼稚園に慣れることと補助具使っても身の回りの事を自分で出来るようになることが条件ではありましたが、利用は可能とのこと。

 

入園どうしますか?と園長先生に聞かれて、

嬉しすぎて即答で入園する事と補助金の書類提出する旨伝えました。笑

そしてプレに通って、加配の先生達と交流を深める事になりました。

 

今回は見学できるまでの長い道のりでした。

次は幼稚園との打ち合わせ等をまとめたいと思います。

続きは改めます。

 

 

無理して幼稚園通わせないで療育園あるじゃない?

という人もいましたが、地域性もありますが療育園は物凄く狭き門でした。

大規模小学校が複数あるような地域で療育園1つ。

とてもじゃないけど簡単に入れる場所ではありませんでした。