少し前に算数検定11級の体験記を書いたと思いますが。。。
今度は今年の夏(小二の夏)に挑戦した10級の話です。
残念ながら学年相当ですので、これを見たから賢くなるとかはないです。笑
ギフテッドでも天才でもない、発達障害を抱えている小二の子供が困難を抱えながらも奮闘した体験記です。
11級の話は↓になります。
11級を合格して気をよくしたこかぶ。
親の私がいうのもどうかと思いますが、こかぶは単純で素直な性格で自己肯定感が高めで特に女の子に褒められる事に弱い。
小二になると、支援級を選択したので生活に余裕が出来るようになりました。
そうなると10級を受けて賞状貰いたいというようになりました。
(11級の賞状は額に入れて自宅で飾ってます)
とはいえ、一学期は学校で忙しく、学校の勉強と算数検定の勉強を両立するというのは難しい話でした。
低学年だと、学校と習い事で体力は削られてしまいます。
なので、夏休みに計画を立てて勉強をする事にしました。
(この時点で公文は余りのある割り算をやっていました)
学童、放デイを駆使して、仕事をしてました。
まず基本の計算です。
11級同様に単純な計算問題が10問です。
足し算→繰り上がりのある一桁+一桁から、ひっ算でやる二桁+二桁、きりのいい数の三桁+三桁
引き算→足し算と同様に繰り下がりのある計算です。
掛け算→九九
とにかくひっ算をつかった足し算と引き算を忘れていないか徹底して確認。
公文で割り算をやっていたので、九九は問題無さそうでした。
そしてお盆休み。
私の仕事がやっと休みです。
ここから残り10問のための対策です。
1年生の範囲は復習程度にさらっと流して終了しました。
2年生の範囲はかなり慎重に進めました。
私が調べた(*^^*)
算数検定10級を受けるために必要な勉強
①時計
何時→何時半→何時何分
ここまではスムーズです。
問題は何分後・何分前がイメージ出来ない。
ここが発達障害の子供の弱さ。
イメージしにくいわけですよね。
だから1時間=60分、1時間半=90分、100分=1時間40分はわかるという謎状態。
〇時40分の10分前とか15分後の〇時というのが変わっていなければ足し算と引き算で出来ると伝えたところ、そこだけは出来るようになりました。
10時30分
- 50分
―――――――
9時40分
物凄くわかりにくくなったけど、イメージしにくいなら具体的に計算させるしかないと思って、筆算型にしてみました。
30-50は出来ないから1時間借りる=60分借りる、90-50なら解けました。
回りくどいのですが、イメージ出来ないけど数字に強いこかぶなので、わかってくれるようになりました。
②定規
これは別に記録もしてますが、大変でした。
ごちゃごちゃして読めない→想像してみるけどイメージ出来ないという負のループ。
詳細は↓で(^_-)-☆
これは諦めました。笑
実際に定規を使って直線を測るのは、無理だと判断しました。
そのかわり、1cm=10mmとかの変換も勿論ですが、計算だけは徹底することにしました。
〇cm〇mm+〇cm〇mm=〇cm〇mm
っていう計算式です。
こちらは計算だったからスムーズでした。
③10000までの数
数直線とはか公文で再三やっているから、やはり問題なかったです。
問題は。。。
10が8個でいくつ?系の問題です。
え?わからないの?って思いますよね。
本当に想像できないみたいです。
で、不思議な事が起こるんです。
10×8は?と聞くと即答で80って言うんですよ。
10が10個は?がわからないのに、より難しい100×10は解けるんですよ。
百十一
510
みたいに必ず書くようにしたら、多少は解けるようになりました。
多少というのは、上の510の10が1個、100が5個はわかったのですが、10が51個ある数字はになるとわからなくなる。。。
相変わらず10×51はわかる。。。。
これも定規同様諦めました。
サービス問題だと思うのですが。。。(;^_^A
④かけ算の文章題
過去問を見ると買い物系が多かったです。
例えば画用紙1枚5円を3枚、色画用紙1枚8円を5枚買いました。全部でいくらですか。みたいな問題ですね。
かけ算と足し算を混ぜた問題です。
これはパターンで覚えてくれました。
数字には強いから式さえ出来れば大丈夫でした。
⑤三角形と四角形
これが大変でした。
もうね、見たまんまじゃんっていうの程、低学年の教科書って難しく書いてある。笑
3本の直線で囲まれた形が三角形ですって。
①3本のまっすぐな線
②囲まれている
と分割すればわかってくれたので、ただ直角については説明文無し。
直角のある三角形を直角三角形としか触れていません。
教科書には紙を2回きれいに折った時の角みたいな書き方でした。
わかるわけない。笑
90度とか先やっておいてよって思いました。
ノートの角とか伝えましたが、直角を探す問題は三角が斜めになっていると見つけられていませんでした。
それよりも長方形、正方形の辺の長さの違いとか教えました。
お盆を使い勉強した結果。。。
諦めた分野もあるので、当然ですよね。
流石に自信満々になるわけがない。
でも、申し込みをしたわけだし、何より外で試験を受けるという経験を積んで欲しいと思ってました。
苦肉の策ですが。。。
不合格になるという不安を、不合格当たり前という事を何度も伝えました。
当然それだけだと、納得はしません。
小二ですが、言い訳が作られているのがわかるのでしょう。
この提案には乗り気でした。
という事で、最初の計算問題10問を満点で解くという事にしました。
まあ10点だけじゃ合格しないけど、限りなく合格には近づくわけです。
当日は隣の県の大きくなさそうな試験会場(予備校)での受験しました。
発達障害で試験開始前の口頭での説明が聞き取り難しいかもと伝えると、その時間は他の子(低年齢の子が多かった)の親も入室して対応してもらいますから大丈夫ですと許可頂きました。
何とか試験時間を乗り越えて、本人も10問はちゃんとできたと自信満々。
その後。。。
点数は本当にギリギリの15.5点。
14点から合格です。
特有問題は最初からあきらめていたので、いいのですが。。。
まさかの足し算と引き算の文章問題でてた。
あわせていくらとどっちがいくら高いという問題でした。
あと2点は私が勉強範囲省略しなければ、出来たと思います。
復習してあげればよかった~。。。
でも本人は受かったことで、もうどうでもいいみたいです。
今回も立派な賞状が貰えたから満足なようです。
受験してよかったことは、
合格した事は勿論ですが、一緒に目指してきた10問目まで満点でした。
それがよかったのか、2学期はますます算数の授業に積極的になりました。
算数以外にも学校生活に積極的に取り組んでます。
まだまだ私生活は出来ない事も多いけど、外で試験を受けた事・10問連続正解だったこと・10級合格した事で私やジジババだけじゃなく、普段支援をしてくれる人にも褒めてもらえて、ますます自己肯定感高まりました。
さすがに9級は厳しいですが、こちらも気長に挑戦したいと思います。