今日、こかぶから「今度新しい一年生が来るから学校終わる時間早いからね」と教えてくれました。
就学検診でたくさんの一年生が来るようです。
マンモス校なので新入生の人数も多く、在校生は10時台に帰されます。
そして思い出しました。。。就学相談という魔物を。。。
今まで手続きは大変でも最後は行政に助けられてきましたが、この就学相談は本当にがっかりする結末です。
予告しました↑
年長になった春―――。
療育病院の主治医から就学相談をした方がいいと言われました。
そうか、ついに小学校かと予約をしました。
私も働いているし相談時間にも限りがあるので、効率よく相談できるようまとめてみました。
- 図工や体育等は発達性協調運動障害により難しい
- 聴覚過敏のため、周りの環境に左右される
- 学力には困っていない(普通の中の普通タイプ)
- 本人は友達を沢山作ることを希望している
- 視覚支援は普通級と支援級でどのくらい差がでるのか
ざっとこんな感じです。
私たち親子の担当が早速つきました。
その担当とのやり取りです。
あくまで私の担当とのやり取りになります。これが一般的な話ではないと思います。
①模倣が難しいので、体育と図工等の芸術系の科目が困難。
普通級
→スクールアシスタント(介助員)がつくが、専属ではないし毎時間来るとは限らない。
支援級
→支援は可能だが、その科目は普通級で受けるべき。他の子はそうしている。
支援級では国語と算数を受ける子が多い。
②聴覚過敏のため、周りの環境に左右される。
普通級
→30人以上いるので、騒々しさはある。2学期以降は学校に慣れて落ち着くかも。
支援級
→皆イヤーマフをして回避している。
③学力には困っていない。日常生活に困難なタイプ。
普通級→程度によるが、ある程度出来ないと本人が困るのでは。
支援級→自立活動で困難を克服していけます。
④友達をたくさん作りたい。
普通級→一日中同じクラスなので、馴染めるのでは。
支援級→1学期のうちは交流級へ行かないので、2学期からになります。
⑤視覚支援
普通級→全体向けとしても難しい
支援級→出来るか約束できない
ってなりましたよね。
就学相談 後悔 とか 就学相談 行かなきゃよかった とかが検索ワードになるわけですよね。
私もさすがに言いました。
自閉症に視覚支援って必須ですよね?
なのに、支援級選んでも出来るかわからないの?
支援級選ぶメリットって、人数少ない以外あります?
家庭と地域でできる自閉症とアスペルガー症候群の子どもへの視覚的支援
聴覚過敏だから、他一人の癇癪で崩れてしまうわけだけど、その際に退避場所として保健室や職員室を使えるかと追加質問したところ、イヤーマフを使って欲しいと。
EZARC 防音イヤーマフ 遮音値 SNR30dB 耳当てプロテクター 折りたたみ型 子供用 学生用 睡眠・勉強・聴覚過敏緩めなど様々な用途に 騒音対策 (グリーン)
うちの子のイヤーマフはそのためにあるわけじゃないと伝えました。
そもそも情緒級にいる子には、視覚支援が必須であること。
視覚支援がないから、何をするにも不安が付きまとう。
不安がある中で変更とかを伝えられるから、パニックになるわけです。
●●(自治体名)として、支援級ではこのくらいするというラインはないのでしょうかと質問しました。だって、教育委員会の人と私は話をしているわけですからね。
それは現場毎に臨機応変に。。。
といわれたので、じゃあ教育委員会窓口の就学相談って何のためにあるのですかってポロっと言ってしまいました。(私の失言)
私もこかぶのためにいい環境を見つけてあげたいと必死だったのです。
だからこそ矛盾があれば気になるし、モヤモヤしないように一つずつ疑問を潰して安心して学校生活過ごしてほしかったのです。
ただでさえコロナ禍で見学も出来ていない状態。
支援級か普通級か本当に選択が難しい。
就学相談の担当者と円満な関係になれないまま、こかぶのWISC-IVの検査結果が出ました。
IQ=90でした。
今まで頑張ってきたねという結果だったと思います。
今もですが、軽度発達障害とかグレーゾーンとか言われたことないので。
ただこの結果をみて主治医も普通級を押してくるようになりました。
検査結果としてよかったのかもしれませんが、検査結果がすべてではない事を私はよく知ってます。
ただ、普通級でも支援級でも視覚支援が必須であること。
この合理的配慮なしでは、生活が破綻します。
昔はお話出来るようになったから大丈夫とか、友達出来たから大丈夫と思っていた時代もありました。
でも実態は、合理的配慮という下駄をはかせて、やっと皆と同じスタートラインに立てるわけです。
眼鏡の子に対してよく見えるからずるいとか、いつかは眼鏡なしで見えるようになれとは言わないですよね。
自閉症の子供にとって、視覚支援は外せない眼鏡です。
こかぶのために私も頑張らなくてはと思いました。
絵で見てわかる! 視覚支援のカード・教材100-自分で「できる! 」を楽しく増やす (ヒューマンケアブックス)
続きます。。。
宜しくお願い致します
余力がある方は、ぽちっとしていただけると嬉しいです。