いつもスターやブックマークありがとうございます。
励みになります。
今日はたまたま知り合いから聞かれたことをまとめたいと思います。
発達障害の子供はどのように大人になるのかです。
といっても、こかぶは小学校3年生。
まだ大人になる未来は見えません。
とはいえ、現状の制度のままであればある程度見えてきます。
大きなターニングポイントは支援学校に通えるかどうかだと思います。
支援学校に進むと就職に向けて動き出すからです。
(話を聞く限り、支援学校に行ってもオールOKではないのですが。。。合う合わないありますからね。)
こかぶのように支援学校に行けない場合には、将来の支援はありません。
よっぽど思春期に拗らせて別の診断名がない限りは、普通の人と同じように生きていなければなりません。
強いて言えば、精神障害者福祉手帳の3級が取得できるかどうかです。
【判定基準】精神障害者保健福祉手帳の障害等級判定基準 東京都福祉保健局
こかぶは発達障害で手先が不器用で、感覚過敏で、コミュニケーションが下手なので3級を取得してます。
精神障害者福祉手帳が申請しない・非該当なら、通常通りの就職となります。
しかしながら、所謂障害者手帳を取得していると障害者雇用での就職が可能となります。
自社のホームページで直接募集しているところも勿論あります。
ただ、それだと自分が知っている会社にしかアクセスできません。
こちらで検索することも可能ですが。。。
給料があまり高くなかったりします。。。。
アシスタント業務がいいという方にはいいのかもしれません。
こちらは障害者雇用といえば。。。という感じで、結構古くからあります。
コロナ禍時代は不明ですが、合同就職説明会を開催してくれて、まとめて複数の会社の面接を受けることができます。
私は、合同就職説明会から就職した事があります。
所謂大手の会社なので、福利厚生が良かったです。
ただ、私は体を壊して辞めました。
こちらはサーナと似てます。
同じように合同就職説明会や就職に向けた冊子をいただけます。
若い時は年齢制限もないですし、実際に色んな会社と面接しました。
大手銀行や証券会社や保険会社等ですね。
個人的な感覚ですが、新卒や第二新卒の時期にはとてもいい会社です。
若い時はいいのですが、家庭をもったり、病状が悪化したり勤務時間等を交渉していく必要が出てくるとエージェントの動きがいい所がお勧めです。
こちらは私が今の会社に転職する前に登録しました。
実際のスキルから仕事を探してくれます。
コロナ禍以前に子供の療育に通うために、当時は珍しい在宅ワークを探してもらいました。
ただ当時は在宅ワークが一般的では無かった時代なので、残念ながら見つかりませんでした。
これは時代なので仕方ないと思ってます。
当時はここまで大きくなかったと思いますが、タイピングの速度等を計測したりその人の能力をみて就職先を探してくれる印象です。
今は↑の就労支援サービスを実施してます。(うつ病や難病等5コースあります)
必要なスキルを身に着けてから、就職に挑めます。
他にも色々な転職サイトがあります。
例えばテレワークに強いサイトとか、色んな職種があるサイトとか。。。
H28年4月一部公布、障害者雇用促進法です。
障害者である労働者の特性を配慮した設備や援助を行うという物です。
↑厚生労働省のサイト
これの注意点というか、実際に障害者雇用で働いていると思う事です。
中には配慮して欲しい事を言わない人がいます。
面接に合格するために必死で何でもできますっていう感じですね。
意気込み的には有難いのですが、障害者雇用では出来る事と出来ない事を明確にする必要があると思いました。
例えば事故の後遺症で手がしびれるとかですね。
手足がしびれるという事は、作業効率が下がるという事です。
実際にあったケース(ちょっとぼかしてます)足の障害で入職してきたので、ある程度の仕事量(PC作業)は期待されてました。
何で仕事が終わらないのだろうという事になりました。
怠けているのか、他に何かあるのかと話題に出てくるようになりました。
終わらない理由について確認しても頑張りますとしかいいません。
そこで障害者雇用である私から確認すれば言いやすいのではないかとの結論になり、私も勇気を振り絞って確認しました。
実は、手がしびれるんです
と上記の事を始めて言われたのです。
その人はその人で察してくれて当たり前だと思ってました。。。。
言わないとわからないんです。
障害者雇用でも、体だったり、精神だったり、難病だったりします。
雇用する会社によっては、個人的な情報という事で障害者であることすら人事部から直属の上司のみにしか通達されておらず、教育係の先輩社員にすら知らされていない事がありました。
言いにくい話でもありますが、自分の障害・それによって何をして欲しいか・得意な事・苦手な事を伝える能力が必要になります。
このすり合わせが出来ない人が、結構な頻度で配慮してもらえないという認識になってしまいます。
わからない事は配慮できないのです。
そんな私も以前の職場でありました。
月曜日にばかり休まれても困ると言われました。
私は難病で大きな病院に通ってます。
※大学病院をイメージしてください
主治医の担当外来日が月曜でした。
これは面接時から週明けの忙しい時に休むことになると伝えてました。
その際に同僚は病院なら土曜日に行けばいいじゃないと言いました。
健康な人はこういう認識なんです。
だから、外来は月~金の主に午前中しかないことと、誰でも診られる病気ではない事を説明して、病院のホームページを見てもらいました。
人によってはこれくらい踏み込まないと理解してもらえません。
理解してもらえないと配慮には繋がらないのです。
決して無条件で優遇される事はありません。
自分の体の事を説明しないで、できないとだけ言い続ければワガママと誤解されます。
長く続けるためにも、面接の時点からどういった配慮が必要なのかまとめるとあまり不幸がないと経験上思います。(内部障害ですが)
自分についての取説が作れるといいのかなと思います。
余力がある方は、ぽちっとしていただけると嬉しいです。